2024.08.1217:31
フィードブログ 第37回
こんばんは。フルサワです。
皆さま、お盆はいかがお過ごしでしょうか。僕は、お盆休みなるものは持ち合わせていませんので、今日もいつも通りの時間が過ぎていっております。
8月4日は、久しぶりのmudy東京公演。ルサンチマンのツアーファイナルに呼んでいただき、これまた久しぶりに下北沢SHELTERにてライブでした。ルサンチマンには以前も彼らの企画に呼んで貰って、名古屋で共演をしたのが2年前。その日をきっかけに初めてライブを観て、そのまま普通にファンになったという経緯があるのですが、またしてもこうして呼んでもらえて嬉しい限りです。MCでも話しましたが、「一体どうやったらこういう曲になるのか全く分からない良曲たち」がものすごいテンションで演奏され続ける彼らのライブは一見の価値があります。
そんな彼らが今回のツアーは歌もの編とインスト編に分けてやるんだという事で、面白い事をやるなあと企画の時点で脱帽、mudy他メンバーのスケジュール都合を口説き落とし、即答で出演の返事をさせていただきました。当時20歳だった彼らも22歳。しかも、この2年間のライブの本数がかなり多く、さぞビルドアップされてるでしょうと、もうリハ前からビビってたんですが、この日もやっぱり素晴らしい演奏をしておりました。mudyは、歌ありのバンドとの共演が多いのですが(とは言ってもインストバンドですのでそれなりにインストバンドとは共演してきました)、自分たちと似ていると感じるバンドは本当にいなくて。それが当たり前でしたし、似てるバンドがいてたまるかという気持ちもありました。インスト編成のルサンチマンは、かなりmudyに近い事をやっている様に感じ、勝手にシンパシーを抱き、彼らをまた好きになりました。若者が頑張っている姿というものは、どうして美しく感じるのでしょうか。まだそんなに年取ってないだろ、と自分に対して一応ツッコんでおきますし、mudyもバンドとしてはまだまだ10代ですので、彼らに負けじと頑張りたいなと思います。
そして、SHELTERと言えば必ず思い出す記憶がありまして。僕らが初めてワンマンライブを行った日のエピソード(厳密にいえば、初日名古屋で次が東京だったので2本目ですが)。当時の僕らは、2ndミニアルバム『Kidnie』をリリースし、スペシャ列伝の全国ツアーとそのリリースツアーを周った後で、結構なライブの本数を行い、それなりに場数も踏んでいたつもりだったので自信も多少ついてきた頃だったと思います。まさに今のルサンチマンくらいの年齢の頃ですかね。名古屋R'N'Rで正真正銘の初ワンマンをやり、さあファイナル東京だ、とSHELTERに気負って参上。その日、チケットは即日完売、当日券も無理くり出してかなりパンパンなフロアだったと記憶しています。「さあ、やるぞ」とステージに上がると登場時こそ割れんばかりの歓声だったのですが…。その後のライブ本編は打って変わって静まり返るフロア。妙な緊張感の中、なかなかメンタル勝負なワンマンライブになった苦い記憶があります。今思えば、『VOI』と『Kidinie』の曲たちだけ、且つ自分たちも初めてワンマンライブをするという事で、やり方も盛り上げ方もわからず、完全に自分たちの力不足だったと素直にそう思います。今からでもやり直したいくらい。未だにたまーーーにそう思います。
当時の事って、もうほとんど覚えてないのですが、これだけは何故か妙に覚えているのでよっぽど強烈だったんだろうなあと思います。(と言っても、16年くらい前の記憶なので、「いや私そのライブ行ったけどむちゃくちゃ盛り上がっていたよ!」という証言も出てくるかも知れません。そういう人いたらマジで教えてください。お願いします)
と、そんな事を思い出した8月4日の夜でした。
来てくれた皆さん、ありがとうございました。次は、「ALL 2」。よろしくお願いします。(フルサワ)
写真 : 藤井拓