2022.12.1515:50
フィードブログ 第27回
こんばんは。フルサワです。
ついに我々mudy on the 昨晩10年ぶりのニューアルバムの詳細とそれに伴うレコ発ツアーの詳細が発表されました。
mudy on the 昨晩、3rd Full Album『An Instrumental』、2023年3月8日(水)発売大決定です!!!!
来ましたね、ここまで。忘れもしません、mudyメンバーで久しぶりに会い、それこそ10年以上ぶりにメンバーだけで呑み「アルバム作りますか」と話をしたのがまさに2021年12月13日。今日は15日なのでまるっと約1年ですが、いやぁ長かった。信じられない話ですが、曲を作り始める→完成せず諦める→またやってみる...を10年間繰り返してきたバンドがこの1年で(いや作曲自体は10月に終わってたので約10ヶ月か)11曲+αを作り上げましたよ。”やれば出来る”という言葉の例文を僕らにして辞書に載っても良いレベルの”やれば出来る”っぷりだと思いますね。まあ、そんなことは何でもよくて。発表された内容についてです、大切なのは。
まずは、ニューアルバムの中身から。収録曲は全部で11曲です。
今回は<時間の経過>をテーマに楽曲制作に着手しました。何故か、といえばそれは僕らのこの時間の事です。10年も新作を出していない奴らが<時間の経過>と向き合わずして何と向き合うんだ、と。そして音楽は時間芸術でもありますので、相性は良い訳ですよね。音が鳴った1秒先にはもう過去になっている。弾いた音は元に戻せない。弾いてなくても1秒先には過去になっている、音楽ってそういう事なんだと思います。過ぎた時間は取り戻せない。が、後ろを振り返った時には確かに数秒前、数日前、数年前の自分がいる。から前を向いた時に1秒先の明日を迎えて僕らは生きていける。生きてさえいればmudy on the 昨晩の新譜だって聴ける。ナンバーガールのライブだって見られる(最高でしたね)。と、そういうことですよ。自分達への決着ですね。やはり。テーマの源流は。
今回の新譜で大きなトピックから言いますと、まずは先行でリリースされた7inch『THE SHINING』のB面に入っていた『なななのか (instrumental)』という曲がありました、それが今回、österreichの高橋國光と鎌野愛さんと共に『なななのか feat.österreich』として、歌と國光の語り(ポエトリー)を連れ立って生まれ変わりました。mudyの曲では初めての歌詞と歌ありの楽曲です。歌詞は國光に書いてもらい、歌のメロディは勿論フルサワが書きました。國光のラップともポエトリーとも取れる、何とも絶妙なリリックがバックビートと共にウネってこれまでのmudyにはない響きを生んでくれています。この曲にはホーン隊もおりますので、非常に豪華な作り上がりとなっております。歌部分の鎌野さんも言わずもがな絶品です。
そしてアルバムには他にも、mudyのこれまでには無いコード感とビート感を感じる事が出来る新しい聴き応えの曲がたくさん入っております。10年間伊達じゃないぞと。とにかく楽しいアルバムになっていることは間違い無いです。そして、先ほどから繰り返している<時間の経過>。『BAD EDUCATION』という曲は、実は原曲は10年以上前にレコーディングまでしてました。一度スルーされてしまった曲ですね。しかしながらこれには当時のZ響レコードの担当者の意向が多分に介入されており、僕個人としてはかなり気に入っている曲でしたので、今回のテーマをふと考えた時に”これこそ入れるべき曲なのではないか”と思い立ったのです。12年前の曲を12年後の自分達がリアレンジし、演奏をする。時間を超える。これまた新しいウネりを生むのでは?と思わざるを得ませんね。ですので録りました。あるメンバーからは”1度録音した曲はもう録りたくない”という意見もありましたが、今回のテーマを、そして我々の10年間に決着をつけるためにも、新しい曲たちの中にこの曲が混じり込んでいる事がこのアルバムには必要なんだと説得をし、この度めでたく日の目を見ることとなりました。いや、単純に良い曲なので普通に聴いてもらって大丈夫です。
と、アルバムの曲に関してはまだまだまだまだ語りたい事は沢山ありますが、CDに封入される毎度おなじみ(流浪の)セルフライナーノーツがありますのでそこに取っておこうと思います。とにかく全11曲。DTMで録音した曲もあります、今できる面白いと思うことを詰め込みました。聴いてください、本当に。店舗別のCD購入者特典や、イベント、等々に関しては現在レーベルの方と協議しながら徐々に決めていっていますのでそちらも楽しみにして少々お待ちください。
そして、音源を出すということはツアーもやりますよ。昔みたいに全国いろんな地方に、と行きたい気持ちは山々ですが年を取りましたね。なかなか色々な事情もあり可能な限りの精一杯で、ダレないようにビシッとやれる日程と場所で組ませていただきました。
まずは初日、3/10(金)渋谷CLUB QUATTROにて。共演はTHE NOVEMBERS。渋谷のクアトロといえば『mudy in squall』の時にストレイテナーと2マンやった以来に自分達企画でイベント切りました。もうNOVEMBERSが出てくれる時点で最高なのは間違いないでしょう。あとは"渋谷は炎上するか?"と楽しむのみだと思います。正直自分達にとってクラブクアトロは広いです。NOVEMBERSとの対バンでもありますが、初日です。みなさん駆けつけてくれることを信じています。頼むよ、本当。
で、翌月4/29(土祝)には大阪堺へ移転した我らがFANDANGOです。共演はKOTORI。無茶苦茶いいバンドですよね、彼ら。今年の6月に初めて対バンして、それまで知らなかったのですが(ごめんね)噂に違わぬナイスライブ&ナイスガイで一発で大好きになりました。真面目にやってる奴らがやっぱかっこいい。という訳でまた話はテーマに戻りますと、昔からのバンド仲間も呼びたかったし、新しく出会えたバンドも呼びたかったのです。こうしてアルバムの内容とツアーの共演者の意義もリンクしていくわけです。絶対にこの日も最高な日になります。でもね、大阪、正直、全然行けてないし当時もぶっちゃけ動員困ってる土地ではありました(ぶっちゃけるな)。2日目です。みなさん駆けつけてくれることを信じています。頼むよ、本当。
そして、対バン編ラストは地元・名古屋。5/13(土)名古屋CLUB QUATTROにて。共演はcinema staff。この日は説明要りませんよね。僕らの昔と今を繋いで引っ張ってくれたのは紛れもなく彼らです。完全な日にしましょう。すごいぜ。なんか、限定グッズとかも出すみたいな話もありますのでお楽しみに(予定は未定)。でもさ、正直自分達にとってクラブクアトロは広いです。cinema staffとの対バンでもありますが、対バン編ラストです。みなさん駆けつけてくれることを信じています。頼むよ、本当。
ついに、ツアーファイナル。mudy on the 昨晩ワンマンライブです。5/20(土)渋谷La.mama。単独公演なんていつぶりでしょうか。『Zyacalanada』の時はやっていないのでもっとぶりでしょうか。ワンマンですよ、見たかったでしょう、皆。あれもこれもやります。そして、ラママでやる意味も実は非常に深くあるのです。それは当日のMCにでも取っておきます。現時点ではmudyのワンマンライブは次いつやるかなんてのはマジで本当に未定中の未定なので、ここばかりは皆さん予定をこじ開け、遠征もして、来てください。半年以上前にスケジュール出したので来れますよね、ツアーファイナルです。みなさん駆けつけてくれることを信じています。頼むよ、本当。
でもう1つお知らせをしておきますと、今回のツアーは4カ所全て来てくれたお客さん限定で『DEMO An Instrumental』と題しまして、僕が自宅でコツコツと10ヶ月録音を繰り返した結晶である全11曲のデモバージョンが、曲順そのまま1枚のアルバム的な形でCDになった物をプレゼントします。mudyメンバーに僕が最初に聴かせたデモ状態のものを全部収録した音源です。聴いてみたいでしょ???これ本当にレアな音源になりますし、普通は出さなくても良いものだとは思いますが笑(実際デモバージョンも結構良いんで聴いてほしかったりもするのもありますが)、とにかくライブに皆さん来てほしいので何としてもこのCDを手に入れてみてくださいねという事です。宜しくお願いします。あ、懐かしい”mudyくじ”もやりますので(これまでのmudy全国ツアーでは恒例の物販くじがあったのです。物販1会計で1度くじを引き、ハズレもあるが当たればレアグッズをもらえますというアレです)、みなさんお気軽にお声かけください。
と、長くなりましたが、要は最高のアルバムが発売される事が決まって、最高の共演者と周るツアーも決まりました、ワンマンもね。グッズも全通特典も最高です。という事です。なんだかかなり終盤雑な文章になっておりますが、楽しみにしててください。とはいえ、来年の3月まで少し時間がありますので、1月2月3月とカウントダウン的に楽しめるもの、YouTubeの毎週更新(予定してるけど実現するのか?)や、MVとか(まだ何も決まってません!)、色々点で繋ぎながら出していく計画ですので、皆さん、この祭りに乗り遅れないようにお願いします!!!!mudy on the 昨晩が新作出すなんて祭り以外の何物でもないでしょう!
あ、なんで『An Instrumental』なのかも言いたいな.....。これはまた今度にします。長くなっちゃいましたので、この辺りで。皆さん、引き続きよろしくお願いしまスェ!!
(フルサワ)