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2020.09.1015:35

フィードブログ 第11回

こんにちは。フルサワです。
というわけで9mmトリビュート発売いたしました。
先日サンプル盤を頂いたので聴いたのですが、disc1の頭から狂っていて再生即最高のアルバムだなと確信できる内容でしたね笑(聴いた人なら分かる)。

トリビュートアルバムというものは自分でも過去に色んなバンドのものを聴いたりもしましたけど、ファンであればあるほど大体"う~ん"となってしまうので、かなりハードル高いよなあとアレンジどうしようかなあというのは正直一番悩んだ所です。もう発売になってますので書きますが、最初は「scenes」で行こうかという話もしたりしつつ最終的に「Punishment」に落ちついた感じです。ただこれ、『速い曲を遅く』とか『遅い曲を速く』とか安易な感じになるのだけは避けたいなあとか思っていたのですが、そうなってますね...笑。しかし!安易な編曲ではない!そんな愛ではない!と文字を大きくしてここに書いておきたいと思います。きちんと聴いていただけたら分かるとは思いますけどね、一応。たぶん皆さん「PANIC ATTACK」の様なガチャガチャ爆裂して解体した「Punishment」を予想、期待したかなとは思います。僕もそれは聴きたい!が、今回はあんな感じなのです。

編曲のテーマとしては、【歌メロはそのまま残しつつ、「Punishment」のリフやフレーズは出来るだけ使わない】と制限を設けつつ取り組み始めました。
基本的に2コード進行の曲なので"じゃあまずはコード進行つけていこうか"だったり"拍をいじってみようか"とかそういう話になります。そして、mudy曲を作る時と同じでキッカケとオチだけは先にイメージを作りそれに向かって経路を描いていく方法をとりました。"ここはメロとアルペジオとリフが対位法的に存在して~"とか"アルペジオはダークファンタジーで!()"とか。結局本当に歌メロくらいしか跡形は残ってなくて、原曲にない肉付けをかなり施して全く違った曲に仕上がりました。これはこれで非常に満足いっています。
「Punishment」とは「処罰」、重く長く深い罰を受ける旅のようなそんな解釈で曲にさせてもらいました。曲前のSE部の不穏な音は、何か得体の知れない超巨大な生物(まさに9mmパイセンではないでしょうか!)が、ノッシノッシと蠢いて近づいて来てるのか?あれはなんだ?と思ったら....!(曲in)という様な、ね。そしてラストに向けてソイツは通り過ぎ、遠ざかっていく。というようなね。(リバーブのかかり方をいじってますので音を大きくして注意して聞いてみてください)。と非常に抽象的なファンタジーなお話をしているのですが、歌詞はありませんし僕らにとってはそれがいつもの作業というか、感覚というか、そんな感じです。良い編曲になったなと思います。

気が付いたら最後に音源出したのが2013年?これもファイナルファンタジーのトリビュートアルバムでしたが。ですので約7年ぶりですか。先の配信リリース曲は除いて。何だかんだ自分たちで作ったものを聴いてもらえるというのは嬉しいなあと改めて。とは言っても、お呼ばれ音源ですのでオリジナル作品を出せるようにバンドを続けていきたいなあと思います(いつになるやら)。"現役大学生!"とか言ってデビューしたのはいつの事か、我々も今年で34才。僕らも辞めたわけではないのですが、こうやって9mmはじめトリビュートに参加しているずっと活動しているバンドたちにも改めて敬意を。

今回選曲にあたり9mmの曲を並べてたくさん聴きました。色んな思い出があるのもそうですが、やっぱり存在としてただただすごいよなあと。まさに超巨大生物。昨日の配信ライブとかも見ましたが、こんな時世ですが9mmがギャーンとギターを歪ませてライブやっているのを見ると何とかなる様なそんな気がします。9mmの日&アルバム&シングル発売おめでとうございます。

我々も新アルバム作るまでは止まらんぞ!と思いながら。
(フルサワ)

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